7の段の不思議

九九で、7の段は結構ハマる。

7の段を並べてみよう。

7×1=7、

7×2=14、

7×3=21、

っとここで、

10-3=7、

20-6=14、

30-9=21、

と気づくかもしれない。

でも、引く計算が出てきて、すぐには覚えづらい。

10=7×1+3

なので、10を7で割った余りは3。

そこで、

14→1×3+4=7、

21→2×3+1=7、

となっていて、7の倍数判定に使えそう。

けれど、

7×2=14をストレスなく覚えたい。

7×2=(5+2)×2=5×2+2×2=10+4=14

というのはどうだろう。案外わかりやすいのでは。

では、次はどうなるかというと、

7×3=(5+2)×3=5×3+2×3=15+6=21

うーん、イマイチ。なら、

7×3=(5+2)×(5-2)=5^2-2^2=25-4=21

ということもある。手数が多いけれども。

まあ、きれいなので、いっか。次。

7×4=(5+2)×4=20+8=28

7×5=(5+2)×5=25+10=35

7×6=(5+2)×6=30+12=42

7×7=(5+2)×(5+2)=5^2+2×5×2+2^2=25+20+4=49

7×8=(5+2)×8=40+16=56

あ、次はいいかも。

7×9=7×3×3=21×3=63

全く統一感がないが、かえってそれぞれの数の個性が浮き出てきたかのよう。

九九というのは、数のかけ算アルゴリズムの核心でありながら、歌って覚えた人も多いのでは。数学が音楽であっても、おかしくない。